昭和の時代、爆発的に流行ったのがスカートめくりというものでした。
スカートをめくってパンツを見る。それだけです(笑)。
「おお花柄か」、なんて秘められたものを拝見するゲームです。
主に男子が女子にやったイタズラです。
そのブームの発端は、たぶん漫画だったと思っています。
「ハレンチ学園」というマンガが少年誌に連載されていて、当時としてはぎりぎりの少年向けのエロを書いていました。
永井豪という漫画家です。
あの連載が、「スカートめくり」流行のキッカケになったんだと私は思っています。
なにしろ、子供が読むようなマンガでスカートをめくったり、乳房(乳首は描かれませんでした)がポロリと出るようなことは、今までなかったのですから世間に与えた衝撃は大きかったのです。
PTAなんかが騒いだりして社会問題になりました。
真似をみんながした。
女子なんかもこれに対抗するようになり、下にブルマなんか履いたりして、めくられても困らないようにしたり。
私もよくやりました(笑)。
なにかその女子が嫌がるのをやるということが、性的なことに直結したものではなくて、男子と女子のちょっかいを出し合うこと。
イチャイチャするような感覚がありました。私も胸がキュンとなるような気分があり、とても楽しいと思いました。
相手は誰かというのでもありませんから、それこそ女子にとっても平等でした。
一番人気の女の子だけがチヤホヤされるということもありません。
みんながスカートをめくられたのです。
女子たちにしても、とうとう泣いてしまった子なんてほんのわずか。
そういう女子はノリが悪くてイジメられていると勘違いしてしまう子でした。
一人か二人ぐらいでした。
女子なんて「男子はスケベ」「変態」なんて言って、ニヤニヤして罵倒してきた。
それこそ色々と普段いえないことを言ってきます。
こっちはスカートをめくる。向こうは罵倒する。
思い出せば、お互い、男子と女子は恋したかったんだと思います。
ただ小学生ではまだそれはよく分からないものです。
せいぜい「好き」とか口にだすぐらい。
私の場合、勘違いした教師にこっぴどく怒られたものですが、どうもその怒り方の感じは違うということだけはわかりました。
教師は女子を辱めたという風に考えていたのですが、女子らはそういう怒り方はしていない。
結局、そういう大人の性的なものと同列に連想をしてしまう教師が、そもそも変質者もいいところだったということです。
小学生のことなど何も分かっていない教師だと私は思ったものです。
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