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学級新聞

学校のクラス単位で「学級新聞」が作られることになりました。

 少し高学年になった頃のことです。


 大きな紙にみんなでマジックで記事を書いて、それぞれのクラスの外の壁に貼り、みんなに見てもらうという企画でした。
 
 完成すると、休み時間に他のクラスの新聞を見に行ったりしました。


 「新聞」というと、普段から横目で見ていたりテレビ欄を見ているあの新聞のことです。

 その新聞に似せるようにして作るのですが、学級新聞にはどんなことを書くのか、どんなニュースを書いたらよいのか、話し合って決めました。


 他のクラスでは教師が先導してクラスのニュースや飼っているウサギの話などを書いて体裁を整えていたり、あるクラスではただの寄せ書きのようになってしまっていたり、それぞれが違っていました。

 テレビ欄を作ったり、給食のメニューを載せたりした記事もありました。


 新聞のロゴを作ったり、記事は鉛筆で下書きしてからその上からマジックでなぞったり、挿絵を描いてみたり、「新聞の体裁を真似する」というところが主なものだったかも知れません。

 書く文体はたいてい敬語で、です・ます調でした。

 普通の新聞はそういう文体ではありませんから、模倣するならおかしなことでした。

 でもどのクラスの新聞もそんな文体で、みんな「学校側に見せる」という意識があったのだと思います。

 
 学校からのお仕着せの企画でしたので熱心な子供はあまりいませんでした。


 図書館には「小学生新聞」というホンモノの子供向きの新聞というものがありましたから、それもシラけさせてしまう原因だったかも知れません。

 視聴覚教室にしてもそうでしたが、学校側の企画というのは空回りすることが多いものでした。


 だから、誰と誰が好き合っているとか、誰の成績がどうだとか、バレンタインデーの成果がどうだったとか、そんな記事が出るはずもなかったのです。


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プレゼント交換


 誕生会が流行りました。

 そのうち、あまり派手にやるのはよろしくないという学校側のお達しがあり、やらなくなりました。

 PTAとか保護者会なんかでも一部の子供たちのあいだで誕生会が行われていると、議題になったのでしょう。



 しかし子供たちの中で、疎外されている子がいたらよくないという感じはあって、それなら誕生会を学校でやればいいという話になりました。

 幼稚園や保育園では誕生は祝ってくれたのです。

 小学校だってやってもいいはずです。

 それに、学校でやれば簡単。そうすれば何かの時には学校も対応ができます。


 放課後とか昼休みに、誕生日なんかを月ごとにまとめてやればいい。

 そうして、予算を決めてプレゼントを持ち寄ることになりました。

 これはあくまで子供たちの自主的な活動でした。

 放課後の教室でみんなでプレゼントを交換します。

 アミダクジやジャンケン、色々と交換方法についてはみんなで試行錯誤した覚えがあります。


 そうして誕生日でない子もお祝いに参加できました。

 普段はあまり話さない子供とも話す機会が生まれました。


 よい方向だったと思います。

 このプレゼント交換のためにサンリオの店なんかに行って、ファンシーグッズをプレゼント交換のために探した覚えがあります。


 どれも取るに足りない小さなものでしたが、サンリオのものは人気がありました。

 「他人が見繕ってくれたモノ」というのは子供たちには新鮮なものがありました。



 ところが、そのうち、やはりいくら予算を限っていても、わざわざ買ってくるのはよくないということが学校側から言われ、「手作り品を持ち寄る」ということになりました。

 学校側からの介入はとかく強権的でした。


 そうして絵だったり、折り紙だったり、授業で使ったものとか、手作りの袋とか、あるいは焼いたクッキーなどに変わりました。

 さすがにクッキーは人気になりましたが、気になる女の子、人気のある男子の出したもので盛り上がるぐらいで、プレゼント交換自体はパッとしない感じになってしまいました。


 そのうち手作り自体に格差、差があると問題などとまた学校側から言われ、月ごとにまとめた誕生会のプレゼント交換会は延び延びになってしまい、そのまま自然消滅してしまったのでした。


 左巻き日教組の教師が少なからずいましたから、生徒たちを押さえつけるような雰囲気はありました。


 もうプレゼント交換会がなくなったことが分かると、私は誕生会をしてなかった子が何人か残っていたのが気になった覚えがあります。

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