そんなものがあったことに、今更ながら驚きます。
まあ、内申書とかそういうものに関係がなかった子供たちは分からなかったのでしょう。
ともかく、「謝恩会」というのが小学校を卒業して暫くするとすぐに開かれたそうです。
参加はしませんでしたが、話を聞くと、結局それは言葉のように教師への感謝を振り返るようなものではなくて、実は単なる同窓会だったとか。
「謝恩会」などという名前はただの方便だったということでした。
確かに「同窓会」というのは、ずっと歳をとってからやるものです。
ヒゲが生え、子供がいたりして、懐かしい時代を振り返るというのが同窓会です。
人生は短いのですからw。
だから、まだ小学校を出たばかりで、卒業してわずかしか時間が経っていない中学二年や一年なんかで振り返ろうとするなんて違和感がありました。
だから私は参加しませんでした。
ところがその趣旨は本当は違うものだったようです。
卒業していった友達らが今何をしているか、どうしているか。
近況を報告し合い、お互いにまだ慣れない中学校生活に立ち向かうためのいわば情報交換会。
そしてあいつは今何をしているかと様子を伺うということ。
しかしそういう本音はあまりにも露骨だったのでしょう。
だから、わざわざ、謝恩会などと言って昔の恩師に感謝しようという集まりとしたのでしょう。
酒もないのにw。
子供たちの世界にも「政治」というのはあったのです。
そういう連中がやがて社会に出て、この国に巣食った。
自分以外の3割の働き蟻を働かせるために。
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