子供時代、同級生には肉屋や魚屋、花屋など色んな商売をやっている子がいました。みんな知っていました。
その後に中学生になるとそういう家のことは分からないのが普通になります。
大学へゆくとそうした家の商売が何かは知らないことがほとんどでした。
小学生というのはその意味では個人情報は守られず、プライバシーなどなかったと言えます。
教師が他の生徒に不用意に漏らしてしてしまう場合も多く、不祥事を起こしたことで有名な会社の名前などはすぐに伝わって、あの子供の親は・・・などということも多かったです。
こういうことは今なら問題だと分かりますが、当時は当事者でもなければそれがいかに問題かなど分かりませんでした。
そして親たちはそのような噂を好みました。
教師が、「誰それ君は家の商売を手伝っていて偉い」なんてことを平然と言っていたのです。
あの異常な感覚は今なら裁判沙汰でしょう。
教師は内申書なるものの権限を権力と勘違いしているようで、教師が子供の個人情報をいたずらに扱うことなど日常茶飯事でした。
小学生で受験に失敗して公立の中学へと進んだ時、中学受験でどこを受験して落ちたなどという情報が他の子供に知られていてびっくりした覚えがあります。
もちろん漏らしたのは教師です。
それも悪意のある形でした。
教師は生徒らが自分らの言うなりになるよう、個人情報を生徒にお互いに漏らしたのです。
誰でも知っていたことですが、こういう社会常識も含め、学習塾などと比べれば普通の学校のレベルなどたかが知れていることでした。
学校は小学生の頃とは違い、軽んじられるものへと変わっていきました。
だらしない人間、社会生活において問題のあるような人間が教師を名乗り、評価も受けることもなく、居座りました。
学習塾というものが重宝された理由はあったのです。
やがて登校拒否という現象が起きるのも不思議ではなかったと思います。
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