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迷子


 迷子というものがあります。どんなことが「迷子」なのでしょう。

 親や保護者とはぐれてしまい、どうしてよいか分からないでいる子供。

 泣いたり、独りでさ迷っていて、誰かに見咎められて保護されます。


 迷子というのは、「子供が大事」という前提のことです。

 昭和の時代、「迷子」というのは、「子供は一人でいてはいけない」そんな前提、そんな考え方から保護されたものです。



 今の時代はどうでしょう。

 親を探している子供と見られなければ迷子とはされないかも知れません。

 事情があれば子供が一人でいることだってある、そう見られるかも知れません。

 その子供がどんな家庭か、どんな親かは分からない。

 子供と他人が関わるものではない、そんな風潮があると思います。


 今、悲惨な出来事が子供にあちこちで起きています。

 親の庇護どころか、親に虐待される事件が頻繁に起きている時代、昭和の時代を思い出すと、「迷子」というのは今とは少し違う子供に対する見方があった気がします。

 不思議な気がします。




 子供の頃、「一度も迷子になったことがない」という人もいます。

 それは親がちゃんとよく見ていたということです。

 あるいは自分は勝手に動かず、「親とはぐれなかった」ということ。

 自分を守ることを知っている子供だったということ。


 動物の世界では、群れからはぐれてしまった子供は捕食される運命しかありません。

 今は親と一緒にいても、その安全は確かだとは誰にも言えない時代です。




 お祭りなどでも、迷子というのは出ました。

 ただお祭りの場合の迷子というのは別のものだと思います。


 「神隠し」なんて言葉はまだ昭和には普通にありました。

 あの頃、一度でもお祭りで迷子になったことのある人がいたら、それはきっと幸運だったのかも知れません。


 神様の見守る結界の中で、どこか不思議なところへ迷い込んだのでしょう。

 それはきっと思い出せないことなのかも知れません。


 きっとそれは貴重な経験だったのだと思います。



 『千と千尋の神隠し』というアニメは、きっとそんなことを描きたかった映画なのかもしれません。


 人は迷う。

 人生を外れたりします。

 それが幸運であるかどうか、それは周り次第。



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「早生まれ」と「遅生まれ」


 満年齢に応じて入学するのが学校という制度ですが、一年を4月を起点とすれば最大で一年弱の差が開きます。


 同じ学年と言っても、ほぼ一年ぐらいの差があることになります。

 本来ならまだ小さいのに、最大で11ヶ月、早く生まれた子供との差がでることになります。

 数のバラつきによっては、大きな子供たちに混じって小さな子が同じ学年に編入させられることになります。

 制度としては生まれた月で区分しているのですから、どうしてもそういうことになります。


 気の効いたことをするなら、学年を選択をさせたりするのでしょうが、教育制度は今も昔も杓子定規なものです。

 寺子屋の時代から「学ぶ」というのは、子供たちが自発的にやらねば必ず遅れてしまうものでした。

 そういう自発性をくじく要素のひとつが、こうした杓子定規さであり、不利があったりすることに目をつぶり理解しようとしない教師の態度であったと思います。


 だから、制度に押し込められたということを子供たちは理解していましたし、子供たちの口からはよく「早生まれ」と「遅生まれ」という言葉が出たものです。
 



 教師はこういうことを知りながら、画一的なレベルというものを求めました。

 カラダの大きさにしても体力にしても、横一列というものを求めたのです。


 結果として小さな子に同じ量の給食を平らげるよう強制して居残らせたり、運動の序列を平然とつけ、同じ学年というものを強制したのでした。



 今なら子供というものの成長が早いものだということが分かっています。

 今、当時のような指導をしていればとたんに問題になるでしょう。

 しかし昔は、教師の怠慢と杓子定規な基準というのが問題とされず、通用していた時代でした。




 遅生まれの子供にしても、小さい子に混じっているのですから、まるで知恵遅れのようなものです。

 実際、勉強は遅生まれの子供は遅れがちだった覚えがあります。



 「早生まれ」と「遅生まれ」の子供のそれぞれが、色々と苦労したというのは今でもよく聞く昔の話として聞く話しです。

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