忍者ブログ
広告



宅配無料
レンタルベビーカーサービス

シェアno1のコンビ製品
ad
プライバシーポリシー

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

寄り道

子供たちの寄り道の先は日替わりで色々でした。

 駄菓子屋に寄ったり、友達と公園で遊んでから帰ったり。

 その日の気分、その日に一緒に帰る友達の都合によります。



 「一度、家に帰ってランドセルを置いてから出かけなさい。」

 そんな風にいいつけられてはいましたが、帰ってからまた集まるのが不便な子供もいて、そのまま帰り道に遊んだりしました。

 よっぽど仲がよかったりしても塾や習い事がある子供もいたりしましたから、寄り道ぐらいしか学校の外で友達たちと遊ぶというのが難しかったというのもあります。


 その上、子供たちの帰る方向はバラバラです。

 ですから、遠回りしながら帰ることになります。


 子供たちにとっては、帰りの途中で、方向を違えなければちゃんと帰路についていることになるという理屈でした。




 そのうち、学校が放課後の校庭の開放をするようになったのも、そんな寄り道の防止というのがあったかも知れません。

 当時は子供の誘拐事件などもありました。



 最近の子供は寄り道をしないと聞きます。

 色々と不自由な世の中になっていったのでしょうか。



 駄菓子屋などで寄り道をしていると、通りかかった女子から後ろ指をさされたものでした。

 「男子が買い食いなんかしてる」なんて言われたものです。

 コーラを買ったり、駄菓子を食べたり。

 帰り道をそんな風に友達と過ごしたのでした。


 そうやって買い食いしたり、店に寄ってもんじゃ焼きなんかを食べたりして、子供たちは世間の空気に馴染んでいきました。



 女子はあまり寄り道をすることはありませんでした。


 女の子がそれでは困りますから、それでよかったのかも知れません。


 その代わり、女の子たちは帰宅後にそれぞれの家に行ききしてマンガを貸し借りしたり、学校外での交通が男子よりもあったようです。

拍手[0回]

PR

個人情報

子供時代、同級生には肉屋や魚屋、花屋など色んな商売をやっている子がいました。みんな知っていました。

 その後に中学生になるとそういう家のことは分からないのが普通になります。

 大学へゆくとそうした家の商売が何かは知らないことがほとんどでした。


 小学生というのはその意味では個人情報は守られず、プライバシーなどなかったと言えます。



 教師が他の生徒に不用意に漏らしてしてしまう場合も多く、不祥事を起こしたことで有名な会社の名前などはすぐに伝わって、あの子供の親は・・・などということも多かったです。


 こういうことは今なら問題だと分かりますが、当時は当事者でもなければそれがいかに問題かなど分かりませんでした。

 そして親たちはそのような噂を好みました。


 教師が、「誰それ君は家の商売を手伝っていて偉い」なんてことを平然と言っていたのです。

 あの異常な感覚は今なら裁判沙汰でしょう。


 教師は内申書なるものの権限を権力と勘違いしているようで、教師が子供の個人情報をいたずらに扱うことなど日常茶飯事でした。



 小学生で受験に失敗して公立の中学へと進んだ時、中学受験でどこを受験して落ちたなどという情報が他の子供に知られていてびっくりした覚えがあります。

 もちろん漏らしたのは教師です。

 それも悪意のある形でした。

 教師は生徒らが自分らの言うなりになるよう、個人情報を生徒にお互いに漏らしたのです。



 誰でも知っていたことですが、こういう社会常識も含め、学習塾などと比べれば普通の学校のレベルなどたかが知れていることでした。

 学校は小学生の頃とは違い、軽んじられるものへと変わっていきました。



 だらしない人間、社会生活において問題のあるような人間が教師を名乗り、評価も受けることもなく、居座りました。


 学習塾というものが重宝された理由はあったのです。

 やがて登校拒否という現象が起きるのも不思議ではなかったと思います。

拍手[0回]



忍者ブログ [PR]

graphics by アンの小箱 * designed by Anne